去年は、おめでたいことなど何も無い状況で、おめでとうございます、と言うことが、自分にとって、白々しいというか、気持ちにそぐわないように思えたのだけれど、今年は成長したのか、素直に新年はおめでたいと思えるようになった。
1月の連休に、友人の介護を得て、近所の温泉に湯治に行ってきた。湯治ならば、食事の用意、掃除洗濯などの家事が一切無いから、楽だ。問題は移動で、運転は麻薬を飲んでいるので論外(ふっと眠くなり寝ていることが多い)。車椅子の生活なので、電車一本で行け、混んでおらず、駅から送迎してくれる所で、館内は車椅子で移動できるところが良い。介護者の負担が最小限にならないと、だれも重病人の介護に付き合おうとは思わないだろうから(家族であっても事情は同じと思う)、そういう場所を探した。
神奈川県内の温泉宿で、安価で、送迎があり、館内バリアフリー(車椅子用トイレと、風呂の手摺の有無が特に重要)という条件にかなったものを発見したため、友人に車椅子を押してもらい、出かけて来た。
恐らくは介護者にものすごい負担を強いたと思う。何といっても、風呂に一人では入れなかった。滑ったり転んだりが怖いので、一緒に行って監視してもらっていないと風呂に行けなかった。また、部屋から出ることがないため、人によっては、観光ができないから退屈だろう。
連休最終日の朝、宿を出たときは、雨だったのだが、昼頃に、家のある駅に着いた時には大雪で、どこもかしこも雪だらけ。駅前のタクシー乗り場で1時間以上待ったが、タクシーは来ず、雪は激しくなるばかり。そこでタクシーは諦め、駅から自宅まで、車椅子を押して(乗っていたのでは全く雪のため進まなかった)帰ったのだが、湿った雪で服が濡れたこともあり、気温の低いこともあり、普通なら数分の道中が30分程度掛かってしまったこともあり、低体温症(ハイポサーミア)になってしまった。ろれつが回らず、うわ言のようなことをしゃべっていた。危ない。直ぐに風呂に入って体を温め、無事だったが、とんだ湯治になってしまった。
小田急のドクターイエローかな。